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2006.02.07 

竹本泉「ねこめ~わく4」


「どーでもいいけどな百合子。お前しょっちゅう猫供に自分で考えろ考えろって言うが――――そのあとであれするなこれするなって言ってるんじゃ意味ないだろ」(P106、107より)

大好きな「ねこめ~わく」シリーズの3年振り、待望の新刊。
夏休みも終わりに近づいたある日、高校生の村上百合子は怪しげな太鼓の音とともに異世界へ召喚される。百合子の前に現れたのは二足歩行で歩き、人の言葉を話す猫たち。そこは人間が何千年も昔に進化させた猫をおいて地球を離れてしまった未来だった。猫たちの代表シマシマ・ハヤカワ(通称シマちゃん)は百合子に頼みごとがあると言う。最近宇宙船でやってきた人間の男が猫たちをいじめるので何とかして欲しいというのだ。
男の方がファンの多い少女漫画家竹本泉。ラブストーリーでもない、アクションでもない不思議でノンビリした世界観を描いて定評があります。この「ねこめ~わく」は何だかんだで14年も続いているライフワーク的作品。作者によると『終わりにもっていくきっかけがつかめない』んだとか。百合子、マイヤーら人間たちと、シマちゃんら猫サイドの交流を中心にゆったりとした日常が描かれます。私が好きなキャラクターは唯一人間を妄信しない黒猫クロフ・J・カーター(通称クロちゃん)。
普段は呼び出されてもお茶して帰るだけの百合子ですが、そこは人間の文明を忠実に受け継ぐ事を一番の使命とする猫たちのこと、なかなか軽はずみな事は口にできなかったりします。『きれいな海。私達の海はヘドロとゴミで汚れていて・・・』と口にすれば海を汚そうとしたり、『私達の世界はビルが多くて空が狭いの』と言えば無闇に大きく家を作ったりと、極端な行為に走る猫たち。大抵の騒動は猫嫌いのマイヤーがおもしろ半分にシマちゃんをそそのかして引き起こされてるんですけど。でも猫たちが軍隊を作った時は、さすがにマイヤーも真面目に対処していてちょっと見直しました。
さて4巻。3巻で猫好きの宇宙飛行士ヨーリスが加わり、百合子も自分の役割(猫に友好なアドバイザー)は終わったと感じている描写があったので最終巻だと思ってましたが、続くみたい。
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