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2010.12.01 

XBOX360「Fallout 3 GAME OF THE YEAR EDITION」


「一度しか言わんぞ!そのセクシーな寝巻きをよこせ!!」

08年に発売されたオープンワールドRPG。核戦争後の荒廃した世界で過酷なサバイバルが始まる。タイトルのfalloutは放射性降下物、通称"死の灰"の意。フレンドとの協力プレイや対戦は無い完全スタンドアローン型。日本での総販売本数は約9万本(PS3版は約7万本)に留まるものの全世界累計ではXBOX360版とPS3版合わせて約581万本(VGChartzより)を販売。本ソフトにはダウンロードコンテンツ(DLC)である5つの追加シナリオが同梱されている。なお本編をハ-ドディスクにフルインストールすると空き容量に5.8ギガ、DLCを全てインストールすると別個に2.5ギガ必要。
西暦2077年、世界は核の炎に包まれた。海は涸れ、地は裂け、あらゆる生命体は絶滅したかに見えた。しかし人類は死に絶えてはいなかった。核戦争は全ての文明を破壊し尽くし、世界は暴力が支配する恐怖と混乱の時代になっていた。X-DAYから200年。外界と隔絶された核シェルター、Vault101で生まれ育った主人公はシェルターから謎の出奔を遂げた父親を追って広大な廃墟の町キャピタル・ウェイストランド(前ワシントンD.C.)をさ迷う。
これ程までに没頭し過ぎて夢にまで見る作品は久し振り。正直な話今も心が半分ウェイストランドの方に行っていると言っても過言じゃないです。スニーク(潜入)系TPSはメタルギアソリッド3とフリーダムファイターズ位しかきちんとプレイしてないんですが、このゲームは尚且つスキル習得系RPGであり、メガテンみたく善悪のカルマが選択によって増減、世間の反応に反映されるシステムなのでなかなか複雑です。誤解を恐れずに言うならばマッドマックスの世界観をウルティマのシナリオ、ベイグラントのバトルシステムで作ったみたいな。序盤のシナリオやテーマがファミコンの女神転生2と共通点が多く、大好きだった自分としては感慨もひとしお。荒廃した世界、廃墟の街を本気で3Dモデリングするとこうなるんだぜ、という気迫の伝わってくる荒廃ぶり。シェルターの暗い穴倉から這い出てようやく目にする外界の「・・・おいおいマジで、冗談抜きに、本ッ当――――に何にも無いのな!!」あの唖然とする空虚感は、よく出来たアフターマス映画でもなかなかお目にかかれるもんじゃありません。この辺は自分でその辺をうろつき回れるというゲームの持つインタラクティブ性の独壇場ですね。
正直複雑かつ膨大な要素を持ってるゲームなのでDLCまで全部実績解除しないことには『これはこういう作品』などと俯瞰で眺められないものがあります。今現在も絶賛プレイ中なのでなおさら。どこで何したかのプレイ日記ぐらいしか書き様が無いなと。でも「物事の解決法は1つではない」「行動には報いがある」「全員が幸せにはなれない」というFallout3製作チームが語るゲームのポイントは今作の本質をシンプルに言い表している気がします。「伝聞と真実は大きく異なる」というのもあるか。人助けするも悪に生きるも自由。でも一度殺しちゃったらその人の物語は終了してしまうわけで、初回プレイではなかなか傍若無人に振舞いにくいですよね。クリアするまでにポケットにグレネードを放り込んで木っ端微塵にしたいキャラは2,3人いますけど。
ゲーム本編のボリュームも凄いですが、日本語版は丁寧なローカライズに驚きました。もともと「会話音声とキャラの口の動きを同期させること」が開発の一つのキモだったらしく、通常の会話はもちろんモブ住人のセリフ、アイテムのボイスレコーダー、敵のときのこえや断末魔、果てはラジオのDJさえも全て日本語で喋りまくり。世界観を壊さない細かいところまで行き届いたローカライズに感動しきり。もちろんアメリカの文化までは解説してくれないので、そこは勉強するかググるしかないです。ロボットのデザインやクルマ、街中のポスターやアイテムに到るまで徹底してレトロテイストな理由が「1950年代のアメリカ人が空想した未来世界」という世界観のコンセプトだからだそうで、本来本国の人にしか楽しめないネタ満載なんでしょうね。うらやましい。残念ながら日本ではこういった他カルチャーや当時の風俗、時代性を切り取った骨太なゲーム作品が生まれる素地が全くありませんよね。ターゲットとされるユーザーがひどく限定された中高生向きというか。アニメと映画からのパロディ満載で"ソフト開発時にオタク界隈で何が流行ってたか"は分かるんですけど・・・。日本では大人ユーザーの絶対数が少ないという致命的な部分があるのでこれは致し方無いかも。
一昔前は核戦争の契機といえば間違いなく米露の冷戦時代関連でしたが、本作のきっかけは米中の資源戦争だったりしてきっちり現代の世界情勢が反映されてます。FPSも今やアフガニスタンやテロリスト相手の市街戦がメインですもんねー。
せっかく水や食料に放射能が混入しているんだから、腹が減って餓死したり咽喉が渇いて行動が遅くなったりすればモンスターを狩る必然性やプレイの焦燥感が増してサバゲーとして完璧なのに、と思ってたら最近発売された最新作のニューベガスではしっかり実装された模様。素晴らしい。ソリッド3みたいにいちいち味や回復量、特殊効果に違いがあると嬉しいなあ。あとお家のちっこいブラウン管では表示される文字が潰れてかなり見辛い(解像度的に)ので30型以上のTVかPCのモニタ推奨という感じです。

関連リンク:ヌカづけ◎Xbox360/PS3日本語版「Fallout」wiki
Fallout 3◆フォールアウト3 用語集
読み物-Fallout1 開発の舞台裏 - PC版Falloutブログ
Fallout1&2の歴史 - PC版Falloutブログ
マスク・ド・UHのFallout 3冒険記 - ファミ通.com
Fallout 3海外レビュー - Choke Point
MARK MORGAN「VAULT ARCHIVES」(Fallout1,2サントラ)

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