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2010.10.01 

キリンジ「ボイエンシー」


吹き飛ばされそうな列島 掴んだらはなさぬ列強
錆び付く町はニューフロンティア 然らば引き出し探ろう(track.8 都市鉱山)


堀込兄弟2人によるポップユニット、キリンジの2年半ぶり8枚目のアルバム。タイトルは「浮力」の意。
日本外交オワタ\(^o^)/とかやってるうちに出てましたニューアルバム。馬の骨の2枚目も買ってないし今回も見送りかな~と思っていたら「DODECAGON」でキリンジから離れた友人が『今回は結構いいよ』と薦めてくれたので買ってきました。ちょっと湿り気のある前アルバム「7」から大分明るめの音になった印象。一通り聴いた感じでは兄のソロアルバム「Home Ground」にイメージが近い…むしろ「Home Ground2」といってもいい位の感触がしました。ヤスオンリー曲にも兄樹ちょっと口を出し始める、みたいな。あとドラムがほとんど楠さんになってて俺得。以下は感想など。
1.夏の光 平成のナイアガラサウンド全開。速いペースのリズムギターとベースが気分を急かします。歌詞の"一度きりの命に今度は無い"に続く足跡・波・太陽の下りが「自棄っぱちオプティミスト」の流れ星・月・雨・花と裏返しみたいになってて対比が非常に興味深い。2.温泉街のエトランジェ 「一度きりの上映」「この部屋に住む人へ」と受け継がれてきた情景描写系ソング。ねっとりとした兄テイスト満載です。3.ホライゾン!ホライゾン! 聴いてるとつい口ずさんでしまう、文句無しの良質ポップス。たぶん一番リピート回数多い。4.Rain レゲエ調のゆったり君待ちソング。溢れる幸福感。5.セレーネのセレナーデ 「雪んこ」をもう一回作り直したのかと思った。メロは聴きやすくなってる。6.台風一過 ブズーキにスティールパンがエスニックなアジアンテイストを醸し出す合唱曲。いい感じ。7.空飛ぶ深海魚 純正馬の骨な楽曲ながら、オケに強く兄樹の色を感じる。というかこれも「雪んこ」っぽい。8.都市鉱山 これはひどい。最高。「アメリカン・クラッカー」みたいなイントロで始まる意欲作。鈴木慶一を意識したようなブレた歌声にシニカルな歌詞、"生唾ポテンシャル"等の高樹節が冴え渡る。こういう曲オンリーのアルバムも聴いてみたいもんです。9.Round and Round リズムや歌詞の内容から「愛しのルーティーン」の続編を思わせるミドルチューン。ホテルカリフォルニアを思わせるベースがイカしてます。10.秘密 かっこいい骨太なロックナンバー。歌詞は泰行さんらしからぬ『女と危険日にヤッちゃった』ソング。エロい。もっとこういう歌詞書いて欲しい。11.アンモナイトの歌 「ロープウェイから今日は」と同じくもう一つの兄樹曲の集大成だと思う。ホントはこういう曲ばっか作りたいんだろうなー。12.小さなおとなたち こんな呆れる程にネガティブな"明日があるさ"を初めて聴いた!"おおきなお友達"をいともたやすく言い換える兄樹マジックが冴えてます。
かっこ悪いと友人には不評のようでしたが、ジャケットや歌詞カードのデザインは今回結構お気に入り。CDを外すと現れるサインにも余裕を感じさせます。

boyliner.jpg
12 1/25追記:友人にもらった堀込兄弟自筆手書きライナーノーツを今頃貼ってみる。

過去記事:キリンジ「7」
キリンジ「DODECAGON」

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