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2009.01.03 

NHK教育「アンジェイ・ワイダ 祖国ポーランドを撮り続けた男」


「悲劇は善と悪が戦うときに生まれるのではなく、善と善が戦うときに起こるのだ」

ポーランドの映画監督、アンジェイ・ワイダの作品とその時代背景を辿る。
ETV特集でやってて劇場版HEROの合間にチラ見してたらいつの間にか釘付け。今まで存在すら知らなかったんですが、この人 す げ え 。世界にはエイゼンシュタインみたく権力に楯突いた偉大な映画監督がまだ何人もいるんですねー。社会主義礼讃のプロパガンダ映画を作らせられながらも、検閲をかいくぐり密かに反社会的メッセージを潜ませるそのテクニックの冴えにビビる。民衆に感情移入させながら検閲官を絶賛させる、その手腕がスゴ過ぎてため息が出ます。『言葉は簡単に狩り立てられる。映像で本当に伝えたい事がある時は言葉で語ってはいけない』という検閲官との駆け引きを象徴する言葉にゾクゾク来ます。きっとそれは映像だけで世界と戦うための真実。"撮ることを禁じられたモノ”を写さずに、しかし観ている人間に"それ"を思い浮かべさせるという映像マジックは、平和な時代の娯楽映画からは決して生まれないものなのでしょう。
ナチスドイツ、ロシア&ソ連と強大な隣国とファシズムに翻弄され、支配されては抵抗し、勝利しては奪われ、奪われては取り戻そうとしてきた国、ポーランド。以前記事を書いたベクシンスキーといい、波乱の時代を生きた人間が残す芸術作品はやっぱりどこか違いますね。

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