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2008.06.16 

速水螺旋人「速水螺旋人の馬車馬大作戦」


大発(だいはつ)というフネをご存じだろうか?旧日本軍が開発した上陸用舟艇である。(途中略)そんなわけでフィリピンやソロモンで大発はまさに馬車馬の如くこき使われる。(略)昼間は怖くて動けないから、夜になって、こっそり目的へ向かうのだ。(P69より)

嗚呼、速水螺旋人さんの単行本が本屋で買える日が来るとは。もー嬉しくて涙ちょちょ切れそうです。2003年頃からアームズ・マガジン、コマンド・マガジン等ミリタリー系雑誌に連載された架空戦記ものの漫画・コラムに加え、TRPGのリプレイ漫画などを一冊にまとめたもの。25cm×21cmのデカさに加え2.6cmの厚みが実に頼もしい。あとがきの『AKIRA(の単行本)みたいな本になってしまった』という言葉通りのルックスと手ごたえ。ナカミの方も負けてはいません。おそらくこのサイズ以下の本では潰れて読めなくなっていただろう本人自筆の細かい文字が所狭しと書き綴られており、誌面から飛び出さんばかりにイラストも満載。これ一冊で何時間でも読んでいられる内容の濃さです。素晴らし過ぎる。Amazonのある書評では"「宮崎駿の雑想ノート」みたいな感じ"と書かれていましたが正にああいった感じの一冊です。
速水さんは10年ほど前にカタログ無し、目的無しでぶらぶらしていたコミックマーケットでふと手に取った藁半紙の同人誌「ボストーク通信社」「KITTE HATTE」に魅了されて以来のファン。その数ページの同人誌には溢れんばかりのロシア&SF作品への愛情が詰まっていて、速水さんの『こんなの好き』『こういうのどうだろう』的な架空メカやオリジナルキャラクター、アイデアが描かれていました。ミリタリーやSFにそれほど関心の無い私でも眺めてるだけでワクワクしてくる、そんなトキメく本だったのです。結局コミケには数回ほどで行かなくなってしまったのですが、その数冊の同人誌は今でも大事な宝物。この本読んでたら「ボストーク通信社」の過去十年分のバックナンバー欲しくなってきちゃった。どうにか手に入らないだろうか。
個人的には兵器も銃も軍隊もあんまり好きじゃないけど、速水さんの描く戦車や戦闘機はどこかコミカルで可愛らしい。何だか和んでしまう。乗ってみたくなる。よく知らないロシアやアジアの軍人たちも愛嬌のある顔でズルくて、間抜けで、たくましく、ひたむきに描かれてしまうとじわじわと親近感が沸いてきてしまう。そんな本です。
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