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2009.01.30 

「新潮45」編集部編 「殺人者はそこにいる」「その時殺しの手が動く」「殺戮者は二度わらう」


「服役して考えたことは……、○○一族に対する恨みでした。自由もなく一日が長くて苦しい刑務所生活を送っておりますと、なぜ俺がこのような苦しい目にあわなきゃならんのか、と思うようになり…(略)ようし、出所したら、刑務所で辛かった分まで仕返しをしてやる、といった考えになっていきました」(「殺人者はそこにいる」P102、103より)

報道エンターテイメント雑誌、新潮45の過去記事を文庫に纏めたノンフィクション集。主に凶悪な殺人事件を追跡取材し、親族殺人から行きずりの殺人、解決した事件から未解決事件、事件被害者や加害者のその後などを詳細に追った記事が集められています。現在までに4冊刊行。
中学生の時分親が買っていた週刊新潮の名物コーナー「男と女の事件簿」でエロに目覚めた生粋のゴシップ野郎である私は、こういう事件ルポものを読むのがとても好きなんですが、このシリーズは少々刺激が強く読後感は最悪。それでも繰り返し読み耽ってしまうのは、平穏な人生のすぐ傍に転がっている悪夢の世界を身近に感じる所為。争い事を好まず平和に生きて来たはずの普通の人が、なぜ凶悪な殺意と出会ってしまうのか。事件は避けられたのか、それとも逃れられない運命だったのか。推理小説やホラー映画、テレビのサスペンスドラマなどはエンターテイメントとして一線を引いて楽しんでいるのですが、ノンフィクションとしての殺人事件は関係者にとって一生苛まれる終わりの無い悪夢。一度凄惨な事件に巻き込まれてしまった人はきっと安心して熟睡することも、人生を楽しむことも出来なくなってしまうのでしょう。

だいぶ以前に書いた記事で公開するタイミングがつかめませんでしたが、先日名古屋・ドラム缶焼殺事件の犯人2人が死刑になったので公開してみました。当時ドラム缶に押し込めて蒸し焼きにしたんだと思って激しく憤ったものですが、ガソリンをかけて焼いたのですね。だからといって何も変わりませんが・・・。死刑制度の廃止議論うんぬんはともかく、死んだ方がいい奴は山程いるしそういった奴に刑務所の懲役刑は全く意味が無いと痛切に思えてくる書籍です。
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この記事へのコメント
 どうもMARIOです。
 昔の御伽噺なんかを読んだりすると、悪徳を超えた邪悪が書かれていたりしますね。
 世界中のいろんな地域に残っている儀式とかにも悪に関する描写があるそうで、そういう意味では昔の人のほうが、僕等に比べて悪を現実にあるそういうものとして眺めて立ち向かっていたのかもしれません。
Posted by MARIO at 2009.02.03 07:25 | 編集
御伽噺の中には結構エグい暗喩がいっぱいあるね
その土地土地で実際にあった血生臭い事件が
物語や儀式になって語り継がれるケースも多いと思う

でも悪って概念はムツカシイね
悪徳や邪悪は人の心の動きだけど
そこの辺りが日本だと全部"鬼"になってしまう感じかな
"殺人鬼"は人でなし、人間じゃない異分子なので
村人に追い立てられて山へ逃げ込むわけでしょう
そこで人知れず私刑にされた後、昔話に登場したりするのかも

…別に節分の日だからじゃないよ
Posted by qpd at 2009.02.03 20:09 | 編集
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