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2006.03.01 

イアン・ソフトリー「スケルトン・キー」


「ああ、ダメよ。屋根裏のあのドアは開けられないの」
「なぜですか。中には何が?」


「10日間で男を上手にフル方法」のケイト・ハドソン主演のサスペンスホラー。
アメリカ南部ルイジアナ州。25歳の看護士キャロラインは勤めていたホスピスを辞め、老夫婦の住む荘園に介護人として住み込む事に。被介護人の主人ベンは脳卒中で口が利けず余命一ヶ月、妻のヴァイオレットは閉鎖的で偏屈な南部の人間。満足に看病できないまま父親を病死させた経験のあるキャロラインはベンに尽くそうとするが・・・
友人からの借り物。私は相当のビビリなのであまり怖いのはカンベンして欲しかったのですが、想像以上に楽しめました。よくできていて非常に面白い。DVD版の最大の楽しみであるオーディオコメンタリー(監督による音声解説)も『アライグマのペニスには骨がある』などのトリビアをからめつつロケハン、撮影方法、役者、小物に至るまで細かく語っていて勉強になります。ロケはニューオリンズを中心行った模様ですが、撮影はあのハリケーン騒動の前だったのでしょうか。
しかし本作といい「ジャーヘッド」「フライトプラン」といい、何だか最近ピーター・サースガードの出演作ばっか観てる気がします。
以下ネタバレ。

本作は正体不明のクリーチャーが追いかけて来るわけでもなく、血に餓えた殺人鬼が大ナタで生首を量産したりもしませんが、じわじわと追い込んで来る怖さがあります。次第に明らかになっていく謎、物言わぬベンが目で語っていたものは?真に恐るるべきは鏡に映る幽霊などではなく・・・。登場人物も少ないので、誰が加害者なのかはすぐに見当がついてしまいますが、それでも幽霊モノだとミスリードさせるやり方は上手いと思いました。
"信じていない人には無効"というブードゥー教のロジックが反撃の手段としても、トリックとしても使われているのがいいですね。個人的に逃げ惑うだけの主人公はあまり好みじゃないので、その点キャロラインは凛とした正義感、怪異に立ち向かう勇気を持っているのが◎。キャロラインがブードゥー呪術を少しかじった程度の知識で、司祭であるヴァイオレット夫人と渡り合うシーンが熱いです。囚われの身、絶体絶命のピンチにレンガの粉で作った結界を見て逃げるチャンスを作ったりと、実にいい感じ。ヴァイオレット夫人も負けていません。結界に誘い込み、わざと防御呪文を貼らせ動けなくしてから呪いをかけるとか"すげぇ!やられた!"と思いました。
最終的にはヒロインが負けてしまってデッドエンドなんですが、これはホラー作品のお約束だから仕方ないでしょう。いい作品です。アメリカ南部とブードゥー繋がりといい、久し振りに「エンゼルハート」を観たくなりました。オチも似てるよね。
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この記事へのコメント
ぐぐるでスケルトンキーの所を読みに来たのですが、別作品のネタバレは勘弁して下さいorz
Posted by 匿名 at 2010.01.10 23:06 | 編集
気付かぬ間とはいえ、
大変申し訳無い事を致しました。
謹んでお詫び申し上げます。
これに懲りずに是非エンゼルハートもお楽しみ下さい。
Posted by qpd at 2010.01.10 23:18 | 編集
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