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2006.02.26 

アンドリュー・アダムソン「ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女」


「お前は王になった気でいるようだが――――犬のように死ぬんだ!」

先行上映で観て来ました。ファンタジー児童文学の原点、代名詞的存在の映画化。
第二次世界大戦化のイギリス。母子家庭のペベンシー四人兄弟は、爆撃が激しくなった都会を離れ田舎に疎開する事になる。世話になるのは気難しそうな教授の邸宅。到着早々かくれんぼがしたいと言い出した一番下の次女ルーシーに付き合う兄たち。ルーシーは隠れ場所に迷った挙句、大きな衣装タンスに隠れる。その奥には別世界が広がっていた・・・。
自分はナルニアを読むべき年齢に、ゲド戦記魔法の国ザンスランドオーヴァーの方へいってしまったので原作は未読。近くに読んでる友人もいなかったのでそんなに有名だと思っていませんでした。これはもう書かれて半世紀も経つんですね。元いた世界にはいつでも帰れる、という設定のファンタジーは今でも結構新鮮。他には「日帰りクエスト」位しか思い浮かびません。
映画は普通に面白かったです。兄弟の絆、偉大なるアスラン、恐るべき白の魔女。大規模な合戦シーンも迫力があり、セットの雰囲気も素晴らしい。ハリー・ポッター程俗っぽくなく、指輪よりも若干軽めな感じ。願わくば、もっと若い時に観たかった。きっと、もっと感動できたのに。
今作で私がグッと来たのは、白い魔女サイドのいわゆる「悪しきものたち」。ゴブリンやグール、ミノタウロスにオオカミ。白い魔女の迫力(シロクマ戦車と二刀流サイコー)、酷薄さもシビれますが、下品で醜く薄汚いものどもをどこまで描けるかで、そのファンタジーの(個人的)評価が決まったりします。その点、オオカミも将軍も生贄の儀式も非常に良かった。『どうせお前の戦争じゃないだろ?』とか敵のセリフに含蓄があるのがステキ。それに比べると全体的にアスラン軍の描写が不足気味なんですよねー。兄弟が生きてて良かったね、ばかりで戦友との絆とかあまり描かれてないし。
一本の作品として非常にまとまってるので、二作目がどんな話なのかちょっと想像つきません。そこらへん気になりますね。あとエンディングのアラニス・モリセットの曲がスゲーカッコ良かった。アラニス最高。
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