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2011.10.05 

とよ田みのる「友達100人できるかな」全5巻


「下等な種族がその種族なりのアピールをしたとして それがどれだけアナタ達の胸を打つのかしら」「毒蛇に求愛のダンスをされて嬉しい?」「猫が持ってくる死んだネズミを素敵なプレゼントだと思う?」「要するにそういうことよ」(3巻P133~134より)

「ラブロマ」「FLIP-FLAP」のとよ田みのるによる80年代ノスタルジーもの。
現代の日本。小学校教諭の柏直行の前に奇妙な風体の生き物が現れる。彼(彼女?)は自らを地球侵略の為にやってきた宇宙人だと名乗る。圧倒的な科学力を持つ彼らの侵略はUFOの大船団によって速やかに人類滅亡。しかし地球人がテストを受けそれに合格すれば、侵略は回避され友人と認められるという。そのテストとは「愛」の存在の証明。友達を100人作ることでそれは証明されるらしい。直行はテスト場である1980年へとタイムスリップ、小学三年生の柏直行となって小学校卒業までに友達100人を作ることになる。
終わってしまったー。春にはもう最終巻は出てたんですが、何だか読むのが(終わらせるのが)もったいなくて買うのがためらわれていたのです。というか4巻の時点で友達成立27人だろと。単純に考えて10巻以上出るだろうと。信じていたのでそれも含めて寂しいというか悲しいというか。作品的にはエピソードが削られ圧縮されたせいで、妙な緊張感とカタルシス溢れる逆転劇が生まれているわけですが、できることなら残り66人それぞれのストーリーをガッチリ読みたかったなと切に思います。
いやまあ直行はいいんですよ直行は。監視役である道明寺さんとのコンビも至極良好なので、普通にいけば4年以内に100人達成はそう難しいことではなかったハズ(主人公だし)。問題は同じく被験者の椎名ユカリセンセ。無駄が嫌いで人付き合いが苦手、口下手かつ感情表現が苦手でかたくなな性格の37歳シングルマザー。クソ真面目な性格ではあるものの比較的鷹揚で考え方に柔軟性がある直行に比べ、あまりにブッ飛んだ人選であります。直行のミッションが難度ノーマルとするならユカリちゃんはさながらウルトラハード、もしくはインフェルノ級のミッションインポッシブルであります。ユカリちゃんが友達を100人作ることはまず無理だと思われます・・・現状では。友達100人という数字は彼女が今までの自分を捨て去り、文字通り生まれ変わるという奇跡が起きなければ達成不可能な数字のはず。そしてそれこそが心底読みたかったエピソードであり、物語が完結した今でも一番気がかりなことなのです。どうすればユカリちゃんは変われるのか。現代に残してきた一人娘を想って変われるのか。やはり何十年も培ってきた自己は変えられないのか。それは同じく被験者に選ばれたなら、きっと友達100人も作れそうにない「私」自身にとっても重要な課題だったりするのです。
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投稿時間 00:27 | 漫画 | コメント(0) | このエントリーをはてなブックマークに追加 |
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