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2007.05.16 

ゲオルギー・ダネリヤ「不思議惑星キン・ザ・ザ」


「あの・・・あそこに異星人だと言う人が」
「通報しろ」
「しますが裸足で寒そうで」


グルジア共和国(旧ソ連)出身のゲオルギー監督によるSFムービー。1986年作品。当時の試写では批評家に酷評されたが、旧ソ連全土では若者の支持を集めて大ヒットした。
旧ソ連時代、冬のモスクワ。仕事から帰宅した技師のマシコフは早々に妻におつかいを頼まれ、パンを買いに街へ出かける。大通りの雑踏でマシコフは青年ゲテバンに呼び止められ、頭のおかしい浮浪者の相手をする羽目になってしまう。男が空間転移装置と呼ぶ機械をバカにして勝手にスイッチをひねったマシコフは、ゲテバンと共に見知らぬ砂漠のど真ん中に飛ばされてしまうのだった。
友人からの借り物。長く借りててごめんなさい、ようやく見ました。いやー、すんごい面白かったよ。これとか「ルナ・パパ」とか東欧の人にしか作れない映画だと思います。以下ネタバレ。
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投稿時間 22:15 | 映画 | コメント(0) | このエントリーをはてなブックマークに追加 |
2007.05.03 

佐々木淳子「ダークグリーン」全5巻


「S国の人間は信用できませんね」
「何いってんだよ、どうしてここに現実の国家争いを持ち込むんだよ、同じ人間じゃないか」(1巻P214より)


濃厚なSF作品を描く少女漫画家佐々木淳子による夢の世界の壮絶な戦い。83年より週刊少女コミックで連載開始、後に雑誌コロネットへ移動。もともとのコミックス版は全10巻。現在無料WebコミックMiChaoにて関連作「ディープグリーン」が連載中。
その日、全人類が同じ夢を見た。ゼルという巨大な悪夢が襲い掛かってくるその夢は「Rドリーム」と呼ばれ、眠ったまま死ぬ人間が出るなど大きな社会現象となっていた。美大浪人2年目の西荻北斗はRドリームを信じずバカにしてさえいたが、友人が眠ったまま死んだ事にショックを受けRドリームに入ろうと試みる。果たして意識を保ったままRドリームに入った北斗は、この世界での自分は既に歴戦の勇士であり、しかもRドリーム最強と呼ばれる戦士リュオンの親友「ホクト」である事を知る。
姉貴のマンガを盗み見て少女マンガにハマった私が、最も燃えたSF超大作。チラリと読んだその日から単行本は常に私の部屋にありました。ただの夢冒険だと思ったら次々と展開して、あれよという間に人類全体の問題へと繋がっていく、とてつもないストーリー展開と世界観が魅力。現実では冴えない浪人生、夢の世界では屈強な戦士という願望的な設定はさておき、やわらか頭で思考しなければ全く先へ進めない謎解き要素、植物意識界の冒険では種としての人類の立ち位置、文明の行く末、生物進化の担い手まで総括する壮大なスケール感、封じられた北斗の別人格、リュオンの尋常じゃない愛らしさ、余韻を残すラストシーンとそこらのSFに引けをとらない魅力に溢れています。画的にも不可思議で移ろいやすいフィールドが、いい加減な「夢」というものを上手く表現しているように思います。
全世界の人間が夢の世界に集い戦う、という世界観がネットゲーム、今で言うMMORPGな感じで80年代にかなりの先取り感があります。以前テレビアニメの.hack//SIGN(良作)を見て『おお、Rドリーム』などと思ったことも。皆の遊び場であるネトゲと違い、大多数の人間にとってRドリームは強制的に放り込まれる悪夢であって、楽しめるようなレベルのものではありませんが。夢という対等の場で人種も国籍も、言葉の壁も無く交流できたとしても人間は分かり合えないという結論は似ていますね。でも出会いによっては現実では起こり得ない友情が生まれたりして。バロー、ミュロウ、リュオン、ホクトの一行にはお互い何も共通点は無いけれど、心の強い結び付きを感じて非常に頼もしいです。あれから十年以上が経過し地球環境を取り巻く状況がさらに悪化した今、リュオンは未だ一人で勝ち目の無い戦いを続けているのでしょうか。我々も何とか応援したいもんです、この現実から。
投稿時間 20:06 | 漫画 | コメント(3) | このエントリーをはてなブックマークに追加 |
2007.05.02 

イーライ・ロス「ホステル」


「私は肉食だ。人間の本性だよ」
「オレの本性は違うな」
「では――――君の本性は?」


キャビン・フィーバー」で一躍脚光を浴びたイーライ・ロスによる監督作2作目のスプラッタスリラー。特別出演でイーライ監督の敬愛する三池崇史が本人役で登場。
バックパッカーをしながらヨーロッパ各地を旅行しているアメリカの大学生パクストンとジョシュ。ある時二人は"必ず美女とヤリまくれるホステルがある"との話を聞いて、旅先で知り合ったアイスランド人オリーと共にチェコの田舎町へ向かう。そこで一行は確かに酒池肉林の一夜を過ごすが・・・。
友人からの借り物。通算5回も観てしまった。面白かったよー。非常に残酷で惨たらしく悪趣味なホラーですが、これは狙って作ってるのだから仕方ないところ。展開といいテーマといい、その辺の頭の悪いティーンエイジホラーとは一線を画したインテリジェンスの高さがこの作品の見所です。哀れな子羊は大方の予想通り激しくTortureされた上にダイする訳ですが、バラす変態の方にも一片の理というか。衝撃的な事件の結末を目の当たりにするというよりは、チラリと真実を覗いちゃったゾ☆未だ状況は進行中という感じが実にイヤです。名刺裏の人種別料金表などの細かいギミックが物語に嫌過ぎるリアリティを持たせて、最悪の演出を成し得ています。生粋のホラー映画マニアであるイーライ監督がタランティーノ他、気の会う仲間とよってたかって作り上げた悪夢の結晶といえる作品です。
コメンタリーはバージョン違いを4つ収録と異様に充実していて超素敵。低予算ホラー映画のコメンタリーは時々本編より数倍面白いので困ったものです。中でも監督一人語りによる作り手向けの話がおすすめ。映画監督になる為には何をしたらいいか、安く映画を撮る為の知識、役者の取り扱い方等多岐に渡って熱っぽく語りかけてきます。監督の話からはスタッフに対しての敬意を忘れない、なかなかの人格者である事が伝わってきます。「服が汚れないと仕事をした気にならないんだ」は名言。以下ネタバレ。
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投稿時間 15:24 | 映画 | コメント(0) | このエントリーをはてなブックマークに追加 |
2007.05.01 

ニンテンドーDS「世界樹の迷宮」


「この店も、この街も、樹海の冒険者でなりたってる・・・。じゃあさ、誰かが樹海の探索を終わらせちゃったら、この街ってどうなるんだろ?」

女神転生シリーズのアトラスによる3DダンジョンRPG。ウィザードリィのシステムを基調としつつDSの下画面、タッチパネルで迷宮の地図を実際に描きながら探索していくのが特徴。Wifi等、通信機能はなし。
人類の高度な文明が滅び、大地が植物に覆いつくされた遥かな未来。エトリアという小さな街で巨大な大地の裂け目が発見される。その深淵には広大な樹海の地下迷宮が拡がっており、今まで見たことのない様々な果実、獣の群れ、そして莫大な財宝が眠っていた。一攫千金を夢見て数多くの老若男女がその「世界樹の迷宮」へ探索に訪れ、街は大いに湧いた。そして今日も飽くなき冒険心を宿した一人の冒険者がエトリアへやってきた・・・。
Ikaさんとこ一連の四コマ漫画シリーズを見てやりたくなって購入。3DダンジョンものはメガテンIIIマニアクス以来。そういやあれもアトラス謹製でした。3Dダンジョンものは独特の雰囲気があっていいですな。歩いてる最中にマップ作った人の人となりを感じると言うか。踏破していく内にマップ製作者の脳みその溝を歩いてるような気がしてくるですよ。新旧様々なタイトルをプレイしてるとアメリカ人の作ったマップと日本人の作ったマップの違いを感じたりします。和製はストーリー性やキャラクター性が強く部屋が少なめ通路多め、与えられたマップスペースは律儀に使い切り、階段から次の階段までは近道が無かったりして、洋モノはその逆。5~8階までは行かなくてもいいムダな階層だとか、落とし穴に落ちたらもう二度と上階に戻れないとか、トラップにかかったプレイヤーを挑発する壁の落書きだとか、前口上無しの一発死トラップとか、大量の意味無しジョークアイテムとか、代えの利かない重要アイテムを背後から盗んでいく敵とかは島国の農耕民族にはなかなか出せない発想だと言わざるを得ません。ああ思い出したら腹が立ってきたよ!
今作ではレベル上限70、パーティ5人という足らなさ加減が非常に悩み所。前衛を充実させると後衛がお留守に。逆もまた然り。守りの要は火力が足らず、ボス戦要員は複数の強敵には無力。魔法使いが転職(引退)して僧侶になっても両方使える賢者になったりしません。ちょっと強い僧侶になるだけ。その足らなさ加減がやりくりの大事さを認識させてくれて楽しかったりもするんですが。このバランスはもちろん意図的なものだそうで、なかなか感心します。
ゲームのメインはマップ上に表示される強敵FOE。マップを周回してたり、突然背後に現れたり、パーティーを追跡してきたりと、強さもフィールド敵よりもかなり上に設定されていて接近遭遇のスリルがたまりません。会える時点では歯が立たない程強かったりするので避けてゲームを進める他無く、この辺日本人離れしたセンスだなと感じます。遭遇する敵は大体撃破して進むのが和製RPGの掟だと思っていたので。FFだったらある程度ダメージを与えたら退散してくれるんでしょうが・・・。倒してもしばらく経ったら復活してうごめいていて非常にファンシー。一人でも寂しくないよ。
現在5階層め。前衛がLv52レンジャー、Lv41ソードマン、Lv62バード、後衛Lv66メディック、Lv17ダークハンター。ソードマンとダークハンターが引退組で超お荷物状態。ダメージ源のアルケミストも引退して役立たずになってしまい2軍落ちしたので、アイテム回収係のレンジャーを引っ張り出して無理やり前衛に持ってきました。今の命綱は戦いの舞曲掛けのダブルショットのみ。破滅の花びら3体遭遇>即全滅。メディックが引退したらいよいよニッチもサッチもいかなくなりそう。最近Yボタンでアイテムをまとめ売りできる事にようやく気付きました。
投稿時間 00:15 | ゲーム | コメント(0) | このエントリーをはてなブックマークに追加 |
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