2009.10.30

ゲームの音屋の団体

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当ブログもゲーム音楽の事を書かなくなって久しいですが、いつの間にかVIDEO GAME SOUND CREATOR'S ALLIANCE(ゲ音団)というのが発足していたのでリンク。ゲーム音楽制作者達で作る親睦団体ということで、新旧メーカー関係なく雑多な面子が参加しているのが楽しいです。今までのようなゲームタイトルありきでなく、作曲者、アレンジャーという作り手がしっかり名前を明記してイベントや音源リリースの宣伝をしているのが特徴的。VORCのHallyさんやテクノウチさんが主催してるのね。
固定フレーム内でのリンクがちょっと見にくいという方はゲ音団ブログこちらから。あと作曲者データ見た後でTOPページへ戻るリンクが無いのはちょっと不満。ブログ記事のジャンル分けもされていないので見たい記事を探すのもカレンダー使うか全部見るしかないです。背景黒で文字色黒なのもなんとか・・・。

11/1追記:仕事早!ありがとうございます!
2009.10.10

ジョン・カーペンター「遊星からの物体X コレクターズ・エディション」


カート・ラッセル:本当にエイズについて考えさせられる。つまりこの場合は誰が"物体X"か明らかにすることで、生死が分かれる。そしてこれは生きることについての話なんだ。(音声解説より)

「ゴーストハンターズ」「ゼイリブ」のジョン・カーペンター監督による1982年劇場公開のSFホラー。孤立した極寒の観測基地に正体不明の生物が襲い掛かる。
1982年冬、南極。アメリカ観測基地に一機のヘリコプターが突如現れる。その乗員は逃げ回る一匹のカラフト犬を狙ってライフル銃を無差別に乱射、観測隊員を傷つけてしまい基地隊長ギャリーによって射殺される。その後死んだヘリ乗員はノルウェー基地の観測員だと判明。隊員らはノルウェー基地に連絡を取ろうと試みるが応答無し。これを緊急事態とみたクーパー医師を乗せ、ヘリコプターの乗務員マクレディは隊長と共にノルウェー基地に向かうが・・・。
南極ついでに。日野日出志の毒虫小僧、ギーガーズエイリアンに次ぐ私の少年期トラウマ作品の一つ。子供の頃はのロブ・ボッティンの創り出したヌメヌメしたクリーチャーの悪夢的なグロさが目に焼きついて、それこそ夢にまで見る始末だったですが、大人になって見返してみるとありえないほど面白いサスペンス映画であることが分かります。最初に誰かが一人を疑い始め、その一人は過剰な自己防衛をはじめ、疑心暗鬼が次々と伝染していき疑念が確信に変わっていく・・・。疑念が確信に変わったその刹那、追い詰められた人間は確証もなしに相手を死に追いやることができるのです。逃げ場の無い閉鎖空間でリーダー争い、派閥争いが頻発し、隊員たちは怪物以外に同僚とも戦わざるを得ない状況に追い込まれていきます。視聴者も節々の事件しか目撃する事ができず、誰が"物体X"なのかは分からないまま。絶望的な状況下で、生き残った男たちの諦観めいた最後の抵抗が始まります。誰が誰を疑っているのか、口ほどにものを言う出演者たちの目の演技がとても素晴らしくて、何度観ても嫌な汗がドバドバ出るこんな映画はなかなかありません。
作中徐々に解明されていく"物体X"の生態がまた見所。この流れを得る為に『発掘した最初の基地が全滅している』『そこはアメリカ基地ではない』『前基地の生き残りはやってくるが口が利けてはいけない』という絶対条件をやすやすとクリアしてるストーリー展開も評価するべきポイントだと思います。手掛かりも何も無い未知の生物と出たとこ勝負で戦うよりも、絶望的な勝利条件を提示された上でそれに抵抗していくのとではワクワク感が違います。私はスプラッタホラーのファイナルディスティネーションシリーズが大好きなのですが、その1作目には続編ではオミットされてしまった大きな魅力がありました。それは抗うべき対象の手掛かりを得られるところ。『いつ誰が死ぬのか分からない』スリルよりも『死ぬ順番が分かった上でそれを覆す法則を探す』スリルの方が抜群に面白いことをこの作品は教えてくれました。それはホラーとしての本来の魅力ではないのかもしれませんが、そういうギミックこそが作品を面白くする要素なのだと信じてやみません。
このソフトを含め今のところ日本語吹き替えが収録されているDVDが出ていないのが残念なところ。お楽しみの監督&カート・ラッセルによるオーデイオコメンタリーも邦訳字幕が無いのが寂しいです(ナカミ自体は邦訳されて付属の冊子に収録されています)。

マクレディ操縦士/津嘉山正種
生物学者ブレア/富田耕生
クーパー医師/宮川洋一
フュークス助手/納屋悟朗
ギャリー隊長/柳生博
池田秀一
野島昭生
仲木隆司
屋良有作
細井重之
寺島幹夫
藤城裕士

テレビ東京放映版の吹き替えいいなあ。もう一度聴いてみたい。
2009.10.08

ニンテンドーDS「真・女神転生 ストレンジ・ジャーニー」


なぶり、苦しめ・・・そして断ち切る最後の瞬間・・・
イエスッ!エクスタシーッ!


・・・そんなわけでちょっと南極行ってくる。
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2009.09.23

岩代俊明「PSYREN -サイレン-」1〜7巻


「お前のせいじゃない」と言われた時 何故か自分でも驚くほどホッとした
もし… もし誰も言ってくれなかったら?
自分をずっと 責め続けるのか (1巻P141より)


週刊少年ジャンプ連載、「みえるひと」の岩代俊明による超能力バトル漫画。少年たちが謎の存在「ネメシスQ」によって異世界の荒野へと飛ばされ、現代に帰還する為の生き残りゲームを強いられる。
高校一年生の夜科(よしな)アゲハはある日、夜の公園で鳴り響く公衆電話を取り「PSYREN」と書かれた赤いテレホンカードを手にする。アゲハは同じテレカを隠し持っていたクラスメート、雨宮桜子の失踪をきっかけに都市伝説「秘密結社サイレン」の噂を知る。"現実に絶望した人間を集め、新たなる楽園へと導くものサイレン…"雨宮の手掛かりを得る為赤いテレカを公衆電話に入れたアゲハに、女の声で異様な電話がかかってくる。
以前から週刊少年ジャンプで断片的に読んでいて、一風変わったクリーチャーデザインといい感じのキャラの立ち具合、何より好きなSF映画やサスペンス小説の匂いがそこここに散見されてて気になっていました。最近の連載分だけではサイレンゲームの細かい設定や、登場人物たちの異様に高い身体能力が理解できなかったので、試しに単行本一巻を買ってみたら大ハマり。翌日全巻揃えてしまいました。想像していたよりもずっと面白い。久々ヒットのアクション漫画です。以下ネタバレ。

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2009.08.22

光収容の倉庫「シニシズム」


ただ見てる ただ知ってる 皮肉の海でもがく気がしてる
気にしてない ポーズだけの僕 (track.9「シニシズム」)


東方、ロックマン2等ゲーム音楽のアレンジを中心に活動していたギタリスト光収容(ヒカリ、光収容の倉庫)の鏡音リンオンリーのボーカロイドアルバム2作目。ニコ動で発表済みの4曲を含む全9曲入り。
ナンバーガール「NUM-HEAVYMETALLIC」を思わせるジャケ絵が目を引く一枚。夏コミに行かなかった身には手に入らざる品だと諦めていましたが、光収容ブログの拍手レスに"とらのあなでゲットしました"とあったので、居ても立ってもいられず生まれて初めて栄のとらのあな行って来ました。・・・売ってました。5Fに。素敵。久々にホクホクした気分でカーステで爆音鳴らして帰宅。(名駅のメロンブックスにもありました。参考まで)
私は今アルバムに収録されてる「体温」(Youtube動画)にガツンとやられて以来のファン。Sappukeiを思わせるサムネに誘われ聴いてみると、そこにはイメージ通りの骨太なロックサウンドが。リンのボーカルがロックンロールに合うと真に感じたのも「体温」でした。以降新作が出る度に狂喜乱舞して聴きまくっています。ギタリストらしく、やっぱりギターの音色が印象的ですね。こういうバンドサウンドを聴かせてくれるPもニコ動にはなかなかいないので(梨本Pは結構近いかも)結構目立つ存在です。最近発表された「孤独の果て」(Youtube動画)が発表されて数日でボカロ殿堂入り(再生回数10万回越え)を果たしてついに本格ブレイクの予感が。今後の活躍が楽しみなアーティストです。
一番好きな曲「テレキャスター・ガール」(Youtube動画)がリンアルバムの1枚目「マーシトロン」に収録されてるのですが未だ手に入れられずヤキモキ。明日の同人誌即売会へ行けば売ってるみたいだけど、関西…どうしたものか。。。
2009.08.15

knotscream「たくろく!」



前々から若干PことノッツさんこのWeb漫画の続きが楽しみで仕方なかったんですが、今週末のコミックマーケット76にて書き下ろし30話を加えたたくろく!本を・・・配布・・・している・・・そうです・・・。死にたい。死ぬほど読みたい。ネット発のポップカルチャーにとってpixivとtwitter は最早必須レベルなのかしら。
2009.08.09

ボーカロイドと僕の100

こないだ出たボーカロイド関連本、「降臨!ボーカロイド マル秘 名曲大全」にてレビューされてるボカロ曲200曲がまとめてはてなに貼られていました。はてなユーザーの反応は大体こんな感じで、自分も一通り見てみましたが、自分の好きな曲があんまり載ってなく「歌ってみた」系も1曲も選ばれてなかった(歌ってみたも立派な動画の二次創作だと思うのですが)ので、この際そこら辺をいっぱい貼り付けてみようかと。今記事の動画はニコ動アカウントが無いと見られないので、見れない人はごめんなさい。一度iframeを貼ってみたかったんだ。

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2009.08.01

ユリイカ 12月臨時増刊号「総特集 初音ミク ネットに舞い降りた天使」


「アニメキャラをVOCALOIDにして売り出せば金が儲かりそうだし、ユーザーが半自動でジャンジャン曲を作ってアップするから、その中から選りすぐった曲を集めてCDリリースしてもうひと稼ぎ!」みたいな事って、初音ミクの成り立ちとは関係ないんですよね。
(P17佐々木渉インタビューより)


アニメーション、漫画等のサブカル系から芸術家、詩人まで様々な芸術を特集する総合誌ユリイカの初音ミク特集号。開発者のインタビューや同人音楽の発祥から現在まで、鈴木慶一、平沢進らプロの目から見たボーカロイド(ボカロ)ムーブメント、自己言及的なボカロ曲の歌詞世界まであらゆる角度からボーカロイド文化を検証、分析する。
ボーカロイドを聴き始めてもうすぐ一年、いつの間にかお気に入りボカロ曲も100曲を超え、自宅のラジカセでもカーステレオでもヘビーリピートは自作のボカロ曲ベスト。毎日の楽しみは帰宅してからのボカロ新曲のチェックというqpdですこんにちわ。ちょっと前まで『ボカロの歌声気持ち悪いわー』とか言っていたのが嘘みたいです。これまでに三、四千曲は聴いたはずですがまだ膨大な数の未視聴分があるというのが凄い。未だに新曲が毎日少しづつ増え続けてる現状もあって、聴き尽くす事は多分不可能。宇宙ですよ宇宙。ボカロヤバイ。ああボカロ縛りのカラオケとか行きたい。いい年して。
画像の本は雪風新刊が売ってなくて悔しくて本屋をウロウロしてたら発見したもの。普段は文芸誌なんて読まない自分ですが、一冊237ページまるまるボカロ考察という中身が気に入って買ってきました。たまに意味不明のポエムとかも載ってたりしますが、全体的に興味深い考察が多くてなかなか読ませます。DJテクノウチ、濱野智史らによる詳しい同人音楽ムーブメントの説明や、フツーにボカロを仕事に使っている平沢進のインタビューとか非常に秀逸。平沢進本人の声がサンプリングされて素材に使われた例を挙げ"いずれ全てが素材になって作者(オリジナル)退場、というところまで行く気がする"という下りは深いです。2次、3次、4次と元ネタにどんどん手を加えるn次創作がニコ発ボーカロイド現象のキモとはいえ、元動画の製作者には出来る限りのリターンが欲しいところですよね。その辺鈴木慶一がプロの視点から色々語ってたりします。
少し話は変わって、ちょっと前にメジャーからCDが発売されたlivetuneの初音ミクアルバム「Re:Package」に収録されてる日々の夢想い(Youtube動画)がサザンの往年のバラードを思わせるとても良い曲で。これを桑田佳祐が歌ったらどんなにかイイだろうと、アレな妄想をして桑田声で脳内再生していました。そしてニコニコ動画で「日々の夢想い」を検索してみたところ0件ヒット。だれも未だCD音源をうpしてない健全さに驚く反面、少し残念な思いがしました。この曲がニコ動で発表されていたらリスナーからどんなレスポンスが帰ってきていただろう、と。こういう良い曲にこそ"歌ってみた"でいろんな人に歌われて、"演奏してみた"でカバーされてどんどん2次製作されて欲しいと思ったのです。まぁでも、それこそ自分から関わってナンボのボカロムーブメントとしては「じゃあ自分でやったら」って話なわけですが。でもCD収録のみのボカロ曲って何かちょっと引っ掛かるのです。CD販売するにあたっては『売り』が勿論必要だし、全てタダで提供しろなんて思っていませんが・・・難しいなあ。
そういえばボカロ曲200曲レビュー本出ますね。ライター陣もこのユリイカ特集号と被ってる事もあって楽しみ。楽曲のみレビューといわずボカロP200人レビューや最大級ボカロオンリーイベントTHE VOC@LOiD M@STERでの販売CD全リストとかもどこかでやって欲しいところ。

関連リンク:真性キチガイニコ厨「拝啓 初音ミク様」 初音ミクへ感謝の手紙 (電撃速報
機材欲しいPとは (ニコニコ大百科
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